Harmonia(visual arts/key)をプレイしました

Harmonia(visual arts/key)


プレイしました。いやー、良かったです。ラストが特にお気に入りですね。

全体的な話


愛を謳うような作品でした。本作では人のみに限らず、機械(所謂アンドロイド)と人の間の愛情にまで手を伸ばしています。

人や機械の区別なく、愛は美しいというメッセージを全面に押し出していました。むしろ、作中では人の身勝手さを強調し、機械と一部の人間のみが愛を覚えているといった描き方です。機械が愛を持てるのかという点について、殆ど盲信的でした。この論点はそこまで簡単に片付くものでは無いと思いつつ、そこは本作の主眼ではなかったのでしょう。

ストーリーの大筋自体には目新しさはあまりありませんが、テーマが王道です。こういうの良いよね……とニヤニヤしながら読めました。

ここ好きポイント


やはりラストです。あの締め方は王道で、予測可能と言われればそうかも知れませんが。とにかく刺さりました。

何かを無条件に称賛する行為には、常にどこか無理が生じるものです。称えられている対象が、実際にはそこまで万能ではないからです。

本作では「愛の万能性」がその焦点となりました。シオナは作中で何度も、愛の素晴らしさをレイに説きます。愛は永遠で美しく、守り続けるものであり、愛があれば離れていても共にある。だから、私が居なくなっても寂しくないのだと。

ですが、この言葉を遺されたレイが、これから先を笑顔で過ごせるかと言えば、決してそんなことはなかったのです。

何かの要因で気分がこれ以上ない程良くなった人間が、翌日には別の要因によってクソみたいな気分になる。 非常にありふれた構造です。全世界で頻発していることでしょう。

本作のラストは、このジレンマに対する1つのアンサーとなっていると感じました。

作中でオルゴールは愛の象徴として扱われます。シオナがレイと共に人々に純愛を普及することに用いた道具。それが、何百年後かわかりませんが……遠い未来、レイが居なくとも、記憶を失ったシオナやティピィの心に訴えかけるものとして遺りました。永遠の愛が実現されたのです。

また、世界の復旧も象徴的な出来事です。流れとして、レイがその回復に貢献したと読んで構わないでしょう。つまり、レイは自身が信じる愛を持って世界に働きかけ、結果として人が人を愛する社会へと再び回帰させたのです。ここで強調したいのは、この回復は愛によって自動的に成されるものではなく、あくまで人の行為によって成されたという点です。愛によって触発されたレイが、その行為によって、愛の素晴らしさを現実の物として示したのです。

終わりに


久しぶりにぎゃるげぇむをプレイしましたが良いものです。脳が回復しました。定期的にプレイする余裕が欲しいです。

いたる絵の素晴らしさも身にしみました。いたる絵のソフト?な塗りってkeyが良く描くテーマと良くあっていると思うんです。安心感や可愛らしさがあります。綺麗な絵も良いんですが、伊抜きちゃんは00~10年代的な絵柄が好みです。

では。


読んでくれてありがとう>ヮ<

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